遠征的自由帳

ライブ、舞台(主にミュージカル)の記録やら旅行記やら タイトルは造語

ケミログ2021年 [This is Chemistry] 東京、福岡公演、[大阪MUSIC LOVER ~Road to 2025~]

 人にCHEMISTRYが好きですというと決まって「どっちが好きなの?」と聞かれる。これはタッキー&翼の場合でもWaTの場合でも同じような現象が発生する。そのたびに決まって私は「真逆なふたりが並んでいるという状況に興奮するので両方好きです!」と元気よく答えるのだが、その返答にいつもお前絶対嘘だろみたいな表情をされる。「そんなこと言って実際はさあ……」などと言ってくる人もいる。これが特殊性癖であることは重々承知しているため傷つくことはないが、まあ理解され難いよな、ごめんな、という気持ちだけはある。自力でなんとか治せるものでもないため、これからも歌が上手い真逆の好き顔と好き顔のデュオを地の果てまで追っかけたい。

 

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◯11月23日 東京 bunkamuraオーチャードホール 

[This is Chemistry]

 今はなきオーチャードホールである。この日は祝日かつ東京だったからか一般のチケットが秒速でなくなり、早めにチケットを譲渡してもらっておいて良かったと心から思った。

 インフルの予防接種をしてからライブに行くのはどうかと思いながらも行ったのを覚えている。なんともなかったから良かったが、読者の皆さんは予防接種をした日はできるだけ家でゆっくりしていてほしい。なんかあると怖いし。この時なんともなかったの、声出し厳禁で強制的に騒げないからというのもあったと思う。

 異常にテンションが高かったため、渋谷109でピアッサーを買い、新たにピアスを開けてからライブに挑んだ。この時は小説家である金原ひとみの影響で異様にピアスにハマっていたのだ。影響を受けやすいチョロオタである。それにしてもマルキューのトイレでピアスを開けるとか大学生*1か? ピアッサーの音は思ったよりもでかくて周りの人たちがちょっとびっくりしていた。自分はよくても他のトイレ並んでる人たちのためにもピアスは家で開けましょう。

 はきはき喋る要さんともちゃもちゃ喋る堂珍さんという対照的なものを見ると大興奮するといった特殊性癖の持ち主なため、この日のMCも大変興奮するものだった。堂珍さんは最後のMCでなんの脈絡もなく突然「今日晴れてよかったです」と言い出し相方を驚かせていた。何の脈絡もない話を始めるの大好き。もっと相方と我々オタクを混乱させてほしい。また、堂珍さんが「話したいことがあるんですけど……話が、長くなるので……時間は限られてて……」とぼそぼそ言い出し、黙って静かに聞いていた要さんが笑いを堪えきれずにいた。そんな要さんは「君をさがしてた」の歌詞である「僕は君をさがしてた」を「君は僕をさがしてた」と歌いかなり強気な面を見せオタクをざわつかせていたし私はめろめろになっていたし、マイクに勢いよく歯をぶつけ差し歯を折っていた。折れたことがわかってからというもの、堂珍さんはずっと要さんに滑舌テストをしていた。かわいい。先生を揶揄う幼稚園児みたい。オーチャードホール幼稚園だったのかもしれない。堂珍さんのほわほわ天然MCに堪えきれず笑い出す要さん、という図もどうやら定番らしい。堪えきれず笑い出した時の表情が優しくてめろめろめろめろ。何度そういう展開を繰り返してきたのか……この堂珍さんが要さんにお世話されているのがたまらないのだ。その光景を見るためだけにライブに通っていると言っても過言ではない。

 このライブが年内ラストケミだと思っていたため、ひとりで鳥貴族へ行きプチお疲れ様会を決行。インスタも初めてなかったのでケミ関連のお友達はRさん以外マジの0です。鳥貴族に着き、貴族のようにいろんな種類を食べて来年もたくさんケミを見るぞー! と決意を固め家に帰った。

 

◯12月3日 福岡 福岡サンパレス

[This is Chemistry]

 これも行く予定になかった。普通にオーチャードで年内最後にしようとか言ってたし。もつ鍋をこよなく愛しているため福岡のご飯は大好きだし、一ヶ月前に北海道にも行っているため距離の問題でもない。タッキー&翼を好きだった時代から仲良くしている、当時LDHのオタク(今は別界隈のオタク)をしていたTちゃんとのラインで「行けるものは行ったほうがいい」「何よりも優先すべき」という話で盛り上がり、後悔したくなくてそのまま福岡行きを決めたのだ。この選択は後悔していない。後悔してなかったらいいんですよ。

 前乗りするために2日から行くことにした。成田空港に着くと、やたら壁にクリスマスのイラストが多かった。癒されるね

 

 到着してすぐ、お馴染みの福岡空港もつ鍋おおやまでもつ鍋を食べた。いくらもつ鍋のおおやまがチェーン店で全国各地にあり、どこも味が一緒だと言われても、私は福岡のおおやまが一番美味しいと信じている。あと空港のおおやまはいつ行っても空いている傾向にあり、入りやすいのも推しポイントだ。あのぷりぷりのもつに、歯応えのあるごぼう、しんなりして味の染みたキャベツ……美味しすぎる。正直3食もつ鍋でもいい。

 

 クリスマス真っ最中だったため、天神のクリスマスマーケットでしこたまホットワインを飲んだりじゃがいもを食べたりしていた。野外だったためソーシャルディスタンスもばっちり。しかし寒い……寒いからホットワインを飲む……だが寒い……飲む……の繰り返しで幸せすぎた。寒いのもいいですね ホットワインをたくさん飲む理由になる

 ホテルまでの帰り道。イルミネーションも街の明かりもどちらも綺麗で、写真をたくさん撮っていた。福岡は街並みがかわいい

 ライブの日の午前はホテルオークラ福岡のアフタヌーンティーを食べた。ひとつひとつは小さめに見えるのにぎっしり中身(?)が詰まっていて、フレンチトーストがそこそこ重たくて幸せの悲鳴をあげつつ完食。

 中洲川端には大きめのドンキがある。そこで初めてずっと気になっていたクライナーを買い、飲んでからライブに参戦。1本は冷蔵庫に入れ、結局2本しか飲まなかったため何も起こらなかった。今度は5本くらい飲んで行ってみようかな。

 福岡サンパレスはとにかく暑かった。外観が古く不安になりながら入ったところトイレがありえないくらい綺麗で感動した。トイレが綺麗な会場はそれだけで好感度が跳ね上がる。

 直前にチケットを取ったため2階席だったのだが、コロナの影響でひとつ空きであることを加味してもがらがらだった。だったら1階の後方にでも下ろしてくれ。腐っても1階だろう。

 MCでは要さんが「とにかく飛行機で福岡に来れて、ちゃんと会場に入れただけでもよかった」「また笑顔溢れる世の中になりますように」と言っていて、感染対策をして東京から福岡に来る大変さを想像して泣きそうになった。数多くのライブや大好きな舞台の公演数が減らされたりなくなったりした1年だったのだ。やれるだけで十分なのに、全てのライブで想像以上の満足度を与えてくれた彼らには感謝しかない。そしてまだ、この時は席にこだわらずライブを楽しめていた。この時にはもう、どう頑張ったって戻れないのだ。しくしく。

 

◯12月17日 大阪 大阪城ホール 

[大阪MUSIC LOVER ~Road to 2025~]

 11月の下旬に発表されたイベント。は? どう考えてもおかしくないか? こんなん大阪住んでる人でも予定立てるの無理ゲーでは? 悩んだ末にチケットをセブンに発券しに行った瞬間から、もうこの先のイベントは何があっても全部行こうと決めた。今思い返すと、これが全通のきっかけだったのだとはっきりわかる。それにしても一ヶ月以内に発表されたからってムキに逆に燃えてないか自分?

 前日までディズニーシーにいた。シーから舞浜駅につき、やっと成田空港までの行き方を調べたところどえらい遠かった。同じ県内であることを疑いつつもなんとか移動。羽田はあんなにもアクセスいいのに、成田って……いや、LCCで安く行こうとしてるのでなんでもないです。いつもありがとうございます。

 この日もテンションが高かったため、会場近くのドラッグストアでピアッサーを買い、近くのデパートで新たにピアスを開けてからライブに挑んだ。東京の時と同じく、やはり周りの人が音にびっくりしていた。良い子は真似しないように 家で開けましょう

 このイベントではノベルティで使いやすい色のマスクが付いてきたためありがたく使わせてもらった。コロナ禍でも安全にイベントが開催できますよという例か何かとしての開催という側面もあり、ワクチン接種証明の写真か、何時間以内かに検査して出た陰性の証明書の写真を見せることで入場できるというなかなか画期的なイベントだった。どうやらLDH系もやっていたらしい。やはり動員人数が多いアーティストが率先してやっていたのだろう。

 大阪万博のイベントの一環として開催されたため、いきなり吉村知事が登場してかなり会場が沸いていた。テレビで見てもかっこいいなーとは思っていたが、生の方がもっとかっこよかった。吉村知事のおっかけって存在しそう いますか?

 ケミは会場の熱を一気に上げるためかトップバッターだった。定番の曲ばかりだったが、広い大阪城ホールでちみっと寄り添って歌っていて愛おしすぎた。それだけで10000万点。このあと四時間近くあったが、以下の通り楽しめたため一瞬だった。

 コブクロ大阪万博のイメージキャラクターをしているためかオタクが熱心すぎるのか二人の出身地だからなのか、すれ違う人すれ違う人みんなコブクロのTシャツやタオルを身につけていた。この時はCHEMISTRY、瑛人、スガシカオflumpoolコブクロというかなりアツい人選だった。特にflumpoolは世代であり「星に願いを」のイントロで爆盛り上がりになり全力て手を振っていた。flumpoolコブクロに憧れていたのは初耳。コブクロは「君という名の翼」を歌っており、レガッタじゃん青春すぎる! とまたテンション爆上がり。スガシカオは「黄金の月」を歌っていて、この曲あまりにも堂珍さんが好きそうだな……と思って聞いていたら、堂珍さんのソロライブ定番曲になった。好きな曲を見抜くな

 最後に別件で会場を出ていたスガシカオ以外の全員でコブクロの「sakura」を歌う時、コブクロが「僕ら二人組はふたご座流星群みたいなものだね」というようなことを言い、コブクロに足を向けて眠れなくなった。二人組ならではの共感できるポイントもいくつかあるのだろう。ありがとうコブクロ

 ピーチもクリスマスをしてくれていた ほっこり絵柄すぎる

 

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*1:大学院生は学生に入りますか?