遠征的自由帳

ライブ、舞台(主にミュージカル)の記録やら旅行記やら タイトルは造語

ケミログ2022年[This is IKU] [PIECES OF A DREAM]

 やっと2022年のケミログに突入した。今までのことを全て振り返ろうと思い立ったのが2024年1月5日。そこから一気に3年分の記録を書き起こした。それを個別にブログに載せているわけだが、どこで1記事分に切ろうかとか写真をどこに載せようかとかとにかく考えることが多く、なかなか2024年のライブツアーに行き着くことが難しい。早く「」を生きたいのだが……なんせ全通しているのである。そりゃ振り返りに時間がかかるに決まっている。そのため急がずにちまちまとアップしていくことにする。

 

◯2022年1月22日 東京 国際フォーラムホールA

[This is IKU]

 

 最近ではテレビでも大活躍のミュージカル界のプリンスこと山崎育三郎のライブにゲスト出演した。立場的にどう考えてもケミのライブゲストがいくさぶだろ⁉︎ と騒いだのは内緒。ライブは楽しかったけど三時間越え休憩なしなのは先に知りたかったかも。ケミよりもミュージカルに詳しいため、当たり前だがいくさぶの方が見慣れている。見慣れている人のライブに、最近好きになった人が来る、という何とも不思議な空間が爆誕

 先行で取ったのに一階の後方に飛ばされしょぼんとしつつもスカパーのエムオンでの生配信があったためるんるんで参加。いくさぶがずっとうるうるした目でケミを見つめていて、憧れの人を前にするとそうなるよねわかるよ……と思いながら、初めて大学院の研究室に挨拶に行った時のことを思い出すなどしていた。

 このライブはすっかりケミファンになった群馬住みのオタクRさんと一緒に行った。お互いケミのMC中の下の名前呼びに弱く、過去の円盤を見ながらあの円盤は名前呼びがあっただのこれはなかっただの名前呼びについて盛り上がっており、武道館で名前呼びしたら武道館を墓にしようねと約束していたら、いきなり国際フォーラムホールAで「(いくさぶとデュエットする順番は)じゃあ嘉邦から」「かなめ」と名前呼びをされ、無事二人とも国際フォーラムホールAの床になった。終演後東京駅のスタバで墓にするの早かったねみたいな話をしていた。ゲスト出演する系のライブで異様に盛り上がったのはいくさぶのこのライブと後述する同年五月のDa-iCEのライブくらいである。まあ、出演者も込みで好きだからというのもあるが……。

 

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2月23日 東京 武道館

[PIECES OF A DREAM]

 ケミは2021年にファーストアルバムの曲順で構成された第1章、ファンクラブ限定ライブ(同行者は非会員でも可)の第2章、過去作から近年の曲まで満遍なく含まれた第3章という3つのライブをやっており、その最終章と呼ばれているのがこのライブである。デビュー曲をタイトルにしてるのもあって最初が「PIECES OF A DREAM」の新アレンジ版、最後がオリジナル版の「PIECES OF A DREAM」であった。

 13年ぶりの武道館は埋まらないことを想定してか(?)席の半分は潰され、ステージに近いと思われる一階中央がSS席、一階のサイドと二階がS席、それ以外がA席という非常にわかりやすい座席設定になっていた。絶対にSS席に座れると余裕ぶって申し込んだところS席しか当選しなかった。いつも全当してるだろ? おい? 舐めてんのか公式??? とここから席のこだわりがほんのりと出てくる。連番相手のRさんは全然どこでもいいよーと優しい連絡が来たが、どうしてもSS席に座りたかった私は通称LDHおねーさんと呼んでいるTちゃんにローチケの協力を仰いだところ、無事SS席を当ててくれた。速攻でラインギフトでスタバを返送した。感謝してもしきれない。

bubbys.jp

 あまりにも楽しみすぎてちょっといいご飯屋さんにでも行こうかなと、前に一度行ったことがある、サントリーホールの近くにあるアップルパイが美味しいお店に行き、ケミの話やその他共通の話題やそうじゃない話題で盛り上がり、会場に向かった。

 

  武道館に行くのは実はこれが初めてではなく、2021年の春に大学院の入学式で足を運んでいた。2階に案内され座席についた時、思ったよりも遠くないなというのが印象に残っている。だから1階ならもっと近いだろうと期待していた。ファンクラブ先行ではないSS席はもはやS席に近く、当たり前だが段差もないためほとんどが人の頭で隠れていて大画面ばかり見ていた。  

 家のテレビでWOWOWで生配信を見ているのとなんら変わらないのである。それでもその時は、記念すべき二十周年の集大成ライブのSS席に入れた、という思いでいっぱいだった。コロナ真っ只中で開催も危うかったためとにかく中止にだけはなるなという気持ちばかりだった。こうして同じ空間で同じ空気を吸えればいいと心穏やかに見られたライブは後にも先にもこれしかない。

 ちなみに最初に当たって手にしていたS席には母親を招待した。終演後感想を聞いたら「要さんはMCで苦労してるねえ」「みんなどの曲がかかってもわああって嬉しそうにしてたよ」とメールが来た。後者はほっこりエピソードだが、前者は……私の入れ知恵もあるが、初めて生でケミを見た人間が持つ感想もこれなのか、とは思った。確かにMCはこの日もめちゃくちゃだったため反論の余地はないのだが。このMCが嫌いじゃないあたり、私はこの人の子どもなのだということを実感してしまう(こんな部分で?)

 セトリも最高で、一番好きな曲である「It Takes Two」のイントロが流れた瞬間、連番相手のRさんにガン見されたのは今でも鮮明に覚えている。すみません大喜びしていました……。

 最初の方にも述べた通り、私はASAYANのオーディションはリアルタイムで見れていない。それにも関わらず、アンコールで「最後の夜」のイントロが流れた瞬間何故か泣いてしまった。2人組の20年の歩みの大変さを勝手に想像し、勝手に泣いたのだ。

 これは持論でありどこかに書いてあることではないが、オーディション番組で組まされた当時の彼らに未来があったかというと、悲しい気持ちにはなるが、そこまで未来を見越して組まされたわけではなかっただろう。性格も真逆、やりたいことも真逆。そんな二人がここまでやってこれたのは奇跡だと言っても過言ではないと、このライブを見て思った。実際WOWOWで見返したところ、最初の「PIECES OF A DREAM」では二人ともうっすら目に涙を浮かべているのが見えたし、そりゃもう武道館に立てるなんて思ってなかっただろうな、とは思った。

 定期的に武道館に立てなくてもいい。そんなに大きなところでやれなくてもいいから、細々と激戦になりすぎないくらいのキャパの会場でライブをやり続けてほしいなと心から思っている。

 武道館ライブ様子はこの円盤に入っているためぜひチェックしてほしい。セトリも過去から現在までバランスよく入っている。

 

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