遠征的自由帳

ライブ、舞台(主にミュージカル)の記録やら旅行記やら タイトルは造語

ケミログ2021年 [This is Chemistry] 高崎公演、札幌公演

"CHEMISTRY"の名は、ふたりのヴォーカリストが生み出す「音楽的化学反応」に由来する

 これは『CHEMISTRY in SUNTORY HALL〜響〜』のライブDVD内でのグループ名の紹介文である。「音楽的化学反応」という言葉自体かっこいいから「音楽的化学反応」って名前のグループ名、全然アリだ、と円盤を見た時に思った。どうですか? 最近やたら「化学反応」という文字を使ったグッズを出してるし、漢字のかっこよさに気がつき始めてるのでは?

 というのはさておき、今回は2021年10-11月の[This is Chemistry]高崎公演、札幌公演を振り返っていくことにする。

 

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◯10月16日 群馬 群馬芸術劇場大ホール 

[This is Chemistry]

 群馬の高崎にはこの年の5月にミュージカル『スリルミー』を観るため訪れていた。その時は1階のスタジオシアターだったため、大ホールに入るのはこれが初めて。

 この地には2024年で8年くらい付き合いのあるオタク友達であるRさんが住んでいる。彼女に「今度群馬にケミ見に行くよ」といった連絡をしたところ、なぜかその人もライブに来ることになった。チケットがまだ一般発売で残っていたし近かったらしい。近いってだけで曲をほぼ知らないのにライブにくることってあるんだ。あとはケミが一般で取れるアーティストでよかった。曲が上手いのはもちろんだけどMCがめちゃくちゃ面白いよ、という私の与えた偏った知識を持って参戦したRさんはその日見事にケミを好きになっていた。面倒見のいいお姉さんであるRさんには私のあらゆる部分を曝け出しており、よく連番をしたり、ご飯を食べたり鑑賞会をしたりと、私のオタク活動をする上で最もお世話になっていると言っても過言ではない。この場を借りて感謝申し上げます、これからもよろしくお願いします。

最後の曲のラスサビ後にばばんっと出てくるのがかっこいい

 高崎ではブルーレイの収録があった。この時期はまだコロナ全盛期(という表現が正しいかはわからないが)だったため、演者や関係者が感染しこの先の公演がなくなることを懸念しての早めの収録だったのかもしれない。参考として、第一章「The Way We Are」のブルーレイ収録は第一章オーラスの愛知だった。

 この日はとにかくいいこと尽くしだった。まず「Two As One」の一部分が高音で歌唱された。この曲は元々ケミとCrystal Kayの3人での歌唱曲であり、ライブでは歌詞を二等分して歌っている。「君のこと知りたくて」はCrystal Kayのパート「幾つも言葉探しても」は堂珍さんのパートなのだが、ここでは全部堂珍さんのパートになっていた。立川公演や過去のライブ映像では下げて歌っていたここを、なんと全部高音! 私は堂珍さんの声は高ければ高いほどいいと思っているオタクなため、この時点でテンションが爆上がりしていた。

 それからMCがありえないほどおもしろかった。この年でデビュー20周年と聞いていたのに、堂珍さんがアンコールの存在をうっかり喋るというデビューして間もない新人がやらかすようなミスをしていて死ぬほど笑った。ちなみにミスをした堂珍さんの隣で要さんが笑い転げていた。平和な空間である。恥ずかしくなったのか堂珍さんが「ここはカットで」と言っていたが、あとからブルーレイを見たがここだけでなく全てのMCがカットになっていた。

 公式は早くMCだけを集めた円盤を作ってくれ。MCに需要があることに気がついていないらしい。なんだよ。最近はようやく顔面に需要があることには気がついたらしく、グッズを出し始めているのに。

スタバの一番あっさりしてるフラペチーノ

 この時は気合を入れてライブに参加するため、信頼しているネイリストさんにChemistryのロゴを手描きで入れてもらった。かなり大満足。これ以外にも何度も名前を入れてもらったりモチーフネイルをしてもらったりしているため、順次紹介していきたい。本当に天才って存在するので。

 

◯11月2日 北海道 カナモトホール

[This is Chemistry]

 まだこの時はライトなファン(オタクでもない)だったため、当初この公演に行く予定はなかった。大学院は出席すべき授業は少ないが、ほぼ全てが必修科目である。当時必修科目が水曜日にあり、11月2日は火曜日であった。この時のライブはは18時半開演。普通に行けそうになく諦めていたところ、公演の一ヶ月前くらいに11月3日の水曜日が祝日であり授業がないことがわかったため行くことになった。正直このあたりから「よーし、どこへでも行くぞー!」という気持ちが芽生えていたのかもしれない。ちなみにこの時点ではオーラスの福岡に行く予定は全くなかった。ほんとうですよ?

えびそば一幻

 初めてえびそば一幻のラーメンを食べた。普段自発的にラーメンは食べないが、えびと聞いたら話は別である。えびの味が濃くて気持ち悪いなどという口コミを見かけたが、お寿司屋さんに行けばえび全種を食べ、朝ごはんにかっぱえびせんを食べるくらいのえび好きにはちょうどいいえびの濃さだった。ちなみに美味しすぎてもう一度食べて帰ろうとしたがフライトの時間が早くて断念。しかし諦めきれず、新千歳から成田に戻りそのまま押上にあるソラマチに直行。ソラマチのえびそばを食べることができた。えびにをかけすぎている。

 ちなみにネイルはいつもお願いしているお姉さんにやってもらった。これはケミの5周年のベストアルバムについている犬を簡略化したグッズのデザイン。かわいいですね

ショコラティエ マサール

 塩辛いものを食べた後は甘味。ムースグラッセが美味しくて来るたびに食べてしまう。甘党大歓喜。味は2種類あり、トッピングも選べる。組み合わせ無限大。アイス以外にもチョコレートもめちゃくちゃ口溶け良く最高に美味しかったのでおすすめ。

エアターミナルホテル シングルルーム

 この日は新千歳空港直結のエアターミナルホテルに泊まった。北海道のことを変な駅で降りたら一生家に帰れない土地だと思っている私にとって、このホテルは北海道版自分の家である。寒さ対策に分厚い上着を持っていったが、新千歳空港内のホテルからほぼ駅直通カナモトホールにしかいかず、観光も新千歳空港内をぶらぶらするだけというお手軽な観光をしてたため一度も使わなかった。北海道に寒さ対策が必須かと聞かれても必ずしもそうだとは答えなくなった。泊まる場所と会場によってはほとんど寒さを感じなくて済む。

 立川でも群馬でも途中で立ち位置の入れ替わりがあったが、この時はなかった。堂珍さんがマイクで転けそうになっていたからだと思う、とメモには書かれている。堂珍さんを幼い子、要さんを保護者だと思いながら見ていたのがよくわかる。MCで堂珍さんが「20周年20周年ばっか言ってますけど!」と言っており、20周年ライブなのだからそれでいいだろうと思いながら聞いていた。やはりおもしろい男たちである。

 ケミって、神が、人間が奇跡を目の当たりにしたらどんな反応をするかの実験をするために生み出したんじゃないかと本気で思っている。この奇跡というのはハモリのことです。美しすぎるハモリを聴いた人間が涙したり笑顔になったりしてるのを、ステージの袖とかにいる神がにまにましながら見つめてそう。いい趣味した神だな。音楽の神とかかな。これからもケミのこと幸せに導いてよ、音楽の神。

帰りに乗ったピーチ 色かわいいね

 

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