遠征的自由帳

ライブ、舞台(主にミュージカル)の記録やら旅行記やら タイトルは造語

ケミログ2022年[billboard classics CHEMISTRY Premium Symphonic Concert 2022]東京、大阪公演

◯7月27日 東京 東京文化会館大ホール

[billboard classics CHEMISTRY Premium Symphonic Concert 2022]

 

 オーケストラコンサート、通称オケコンは18年ぶりだったらしい。武道館も最後に立ってから十三年経っていたわけだし、ケミはデビューしてからの五年間でやりたいことは全部一通りやり終えたのかな、と勝手に想像している。それでも再びオケコンをやろうと思ってくれたことは純粋に嬉しい。ケミも嬉しいと思う(勝手な想像) まあ一番喜んでそうなのは松尾さんだと思うが……。

 見た感想は、オーケストラに包み込まれたケミが自由に息をしている、という印象。

 だが実際オーケストラと合わせて歌うというのは相当な技術が必要らしい。オケコンに詳しい人に聞いたのだが、遅れて伝わってくる演奏よりも早めに歌わなくてはいけない。そのため二人は自由に気持ちよく歌っているように見えて、実は大変高度なことを成し遂げていたのだ! ケミってやっぱり天才かも!

 そんなこと聞いたらますますオーケストラとケミの組み合わせ、見たくなるじゃんと、その技術の話を聞いて思っていたらこの翌年もアンコールとしてオケコンが決まった。やったね。

 MCは安定のゆるゆる、というよりやらかしていた。ピアニストの渡辺シュンスケさんを呼ばなくてはいけないところで堂珍さんが「まあそれは後ほど」などと言ってしまい、渡辺さんが危うくステージ上に出て来れなくなるところだった。要さんがフォローをして事なきことを得たが、ソロコンだったらどうしてたのよあんた……。周りが優しい人ばかりでよかったわね。

 

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◯8月7日 大阪 フェスティバルホール

[billboard classics CHEMISTRY Premium Symphonic Concert 2022]

 

 オケコン大阪編である。大学院の夏休みであり実家に戻っていたため、このコンサートは母と一緒に行った。

 この時のスケジュールはアイドル並みの大変さで、コンサートには直接関係ないが記録として残しておく。まずこのライブの前々日の8月5日は私と母、そして母方の祖母の三人で名古屋から新幹線で京都に行き、京都からバスで徳島にある大塚国際美術館へ行った。母と祖母がテレビで特集を見て俄然行きたくなってしまったらしい。行きたくなった、という気軽な気持ちでどこへでも行こうと計画する旅行好きの人たちの家に生まれたからこそ、私はこんなにもホイホイと遠征しているのだな、と血を感じた。

 たくさんの建物の中や絵画のレプリカを楽しみ、再びバスに乗り、今度はホテルのある新神戸へ。新神戸直結のホテルに一泊し、翌日異人館を改装して作ったスタバに行ったりご飯を食べたりし、祖母を名古屋までの新幹線の切符を渡して実家に帰し、私と母は電車で大阪のホテルまで向かった。

 そしてオーケストラコンサート当日である。移動がどれだけ快適だったといっても、一体いくつの都道府県を移動したことか。若干の疲れを感じつつも、おしゃれなホテルのおしゃれな朝ごはんで元気を出し、コンサートへ。

 MCで堂珍さんが何やら早口で話して収集つかなくなりそのまま曲に入っていったところがおもしろくて隣の母と同じタイミングで吹いた。ピアニストの渡辺さんが入ってくるところで、要さんに「ねえ、東京ではね、後ほどって言って困らせてね」とねちねち掘り返されていたが、堂珍さんは「まあそれも特徴ということで……」と締めていた。勝手にまとめすな。

 ちなみにオーケストラとケミの組み合わせはかなり好評で、翌年の2023年にも開催している。毎回「ほあ〜すご〜」という気持ちになり感想が薄くなってしまうのが唯一の難点である。生で聞くに越したことはないのだ。定期的に開催してほしい

 

ここに2022年の音源が入っているのでぜひ