遠征的自由帳

ライブ、舞台(主にミュージカル)の記録やら旅行記やら タイトルは造語

ミュージカル『スリルミー』2020年韓国版2/25

皆さまお元気ですか。前回の記事に書いた通り韓国にきております。いろんな人に心配されたので黒マスク&手ピカジェルボトル持ち歩きしてる。えらいですね

 

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2/25『スリルミー』ソワレ

キム・ウソクのレイ&ノユンのリチャード

初観劇キャスト&ペア

 

ウソクたゃに関しては(ウソクは可愛いのでウソクたゃって呼んでる)28日にヘジュンとのペアで観られるわラッキーと思ってたらあることに気がついて


ノユンの回、行けなくない?


ということで急遽追加しました


大前提としてノユンの顔がめちゃくちゃタイプです。好きすぎて困ってる。顔に慣れたくて動画調べまくって日本で繰り返し観てました。ちなみに好きな顔と推しは違う 顔で推してたら今頃染谷俊之とか吉岡祐推してる

 

ノユンリチャードとウソクレイを観終わった感想としては

人間としての何かがところどころ欠落したリチャード×地獄育ちリチャードガチ恋レイ

ノユンリチャードはもっと優しくて思いやり増し増しでウソクレイはもっとにこやかなのかなと思っていたら思いっきり裏切られました

 

https://youtu.be/HYChQvBypaM

↑これを繰り返しみてたからよく笑うかわいい子…という印象だった 刷り込みは怖い(それはただの繰り返し見た弊害)

 

前回と同じく曲順に沿って書いてます。印象的な曲だけピックアップしてるため特に詳しく書いてない曲もありますが悪しからず

あと「ヒョンジンレイは〜」とか「◯◯リチャードは〜」とかちゃくちょく書きますがどちらがいいということではなくこんな違いがあるよというだけなのでこちらも悪しからず どちらも独自の世界観と解釈があるので好き嫌いというより違いを楽しむ舞台なのかなと思ってます(スリミ初心者の考え)

 

 

・Everybody wants Richard

ずっと神妙な顔のウソクレイ。リチャードと話してると多少はにこやかにするけど、首やいろんな部分触ってもにこりともふにゃりともしないの、めっちゃガチ恋感ある…好きすぎる人に予想外な何かされると固まっちゃうよね

 

ちなみにこの記事で出てくる「ガチ恋」は普通の恋愛感情と何が違うんだと戸惑われる方も多いと思うので解説しておきます

ガチ恋とは『"本気(ガチ)"で"恋"している"オタク(ファン)"のこと。アイドルを普通にファンの立場で応援するのではなく、恋愛対象として本気で好きになってしまった人を指す。』

(引用:https://numan.tokyo/words/Zpz1o)

レイもリチャードも同じ年の青年ではあるけれどウソクレイからのリチャードへの気持ちは手の届かない憧れの人、だから容易に近づいてはいけないのではないか、好きでいてもいいのか、という気持ちを少なからず抱いているレイという印象を受けました。リチャード相手に何度も怯えたり震えたりする。なのでウソクレイのリチャードに対して抱いている恋愛感情はガチ恋してしまっているオタクから俳優への恋愛感情と似たものを感じるのでここではガチ恋という言葉を使っています。本来の意味とは若干違うのかもしれないけど私の考える1番しっくりくる言葉がこれです。

もちろんヒョンジンレイもリチャード好き好きな人ではあるけど、愛情、だいぶねじ曲がってるので…また違う愛の形なのかなと。私はツイフィールにも書いてある通り愛情がねじ曲がっている人間なので個人的にはヒョンジンレイの愛し方のほうが共感できます。何の話や


ノユンリチャードはAuf Wiedersehenの発音が3人のリチャードの中で1番ネイティブ寄りでした(そうですか)


タバコの煙を吹きかけないノユンリチャード。これだけ見るともうめちゃくちゃに優しいリチャードですよ。足音で威圧もしないし睨みつけもしない ただタバコ吸ってるだけの時間

あとはタバコの火をやたら嬉しそうに見てる。落ちていく火の粉を「ほぁぁ〜〜〜」みたいな、イルミネーションでも見るかのような目で見ててこれだけで放火が好きなことがわかってしまって楽しかったです

キスは両手で顔を包み込んでキス→レイの唇何度もとんとん触る

ガチ恋製造機ノユンリチャード

キスの時間としては結構短めでした(当社比)

 

 

・Nothing like a fire

ノユンリチャード甘やかすのがうますぎる王子様か〜????思っていたら人間としての何かを欠落してる部分を見てしまって震えた

 

曲ラスト

日本語訳「赤く赤く広がる」

レイ→リチャードの顔を見てる

リチャード→正面の炎を見てる

 

レイよりも炎を愛しい人を見るかのような目で見てた

最後の最後にレイのことを見つめるけれどその目もレイがリチャードに向ける目とは少し毛色が違った 本当にレイのことを何だと思っているんだろうと不思議に思った瞬間でした。人間としての何かが足りてない…
 

・A written contract

ノユンリチャード、基本的に飄々としてるんだよなあ…その割にはにこにこするんだよね やっぱり何考えてるかわかんない

「契約して相手の要求にはこたえるようにしよう」みたいな歌詞(曖昧)時、思い出したように唇をなぞるウソクレイ…いちばんの要求はキスなのか

血のサインのときめっちゃ頑張って手をグーにして指出さないようにしてるウソクレイはかわいい

折りたたんだ契約書を渡すシーンはすんなり渡してました こうやって時々優しいと余計に人間を失ってる瞬間の怖さが分かりますね。サイコパスは基本的には優しいって言うのはこういうことなのかな

 

 

・Thrill me

はじめてウソクレイがリチャードに感情を剥き出しにしてた

ヒョンジンレイは剥き出しというかよく笑うから感情がわかりやすいけど、ウソクレイは基本的に表情が変わらないからThrill meでようやくリチャードに感情剥き出しにできてよかったね…となった

ノユンリチャード終始「あああもううるせえなあああああああああ」って感じで騒いでて反抗期VS反抗期みたいになってた 若い

あとは鞄の中身見てくそいらいらしてた 取り出した1つ目のものから投げてたもんな ごめんな気に入らないものしか入ってなくて…

最後のところはリチャードからキスしようとする→レイが身体だけ軽く押し倒してキス

あそこキスしていいんか??????そうですか…おやすみなさい

 

 

・The plan

ノユンリチャードが超嬉しそうに誘拐と殺人の話をしてる横でリチャードがそう言うなら…と辛そうな顔をしながら立ってるウソクレイ 今すぐその男から離れて別の人と付き合った方がいいよと強く思った

あとリチャードがレイを甘やかすときの「チャギヤ〜(愛しい人の呼び方)」がハートマークつきまくりでわろた 腕首にまわして顔近づけてあんな甘い声で「チャギヤ〜」て言われたら、まあ、従うわなとなった 

 

あとノユンリチャード指パッチンが多い

どこぞの学園のキング並みに指パッチンする もう指パッチンの回数数えたくなったもん。パッチンの響きもいい

 


・Way too  far 

ウソクレイここから先ずっと超辛そうにしてて本当に見てられなかった。見てたけど、長い時間レイのこと見れば見るほど可哀想な気持ちが増した


 

・Roadstar

ノユンリチャード子どもの誘い方1番うまくてわろた 子どものことお客様はお姫様のみたいな扱いしてたな(※元ネタはケンティー)

 

 

・Superior

・Ransom note

全力で怯えてるレイといえーーーい!!!!!!超人になったぜ!!!!!!!ってテンション爆あがりリチャードの対比 本当に何で一緒におるん?

 

 

・My glassess / Just lay low

日本語訳

「もしもし!お兄さんに代わってくれる?急用なんだ!」(ガチギレ)

リチャード以外への当たりがつよい 

世界には自分とリチャードしかいないと思ってるんか??

 

 

・I'm trying to think

最初のところでヒョンジンレイは三角座りしてるけどウソクレイは立ちっぱなしでおろおろしてた こんな違いもあるんか

ずっと指パッチンしてるノユンリチャードまじイケメンだった 自信つけようとしてたのに全然ウソクレイ自信持ってなかったけど

 

 

・I'm trying to thinkの後のシーン

足裏蹴りしたあと顔も蹴ろうとするノユンリチャード 顔はやめて…

勝手に蹴るタイプじゃないと信じてたから驚いた


涙目で投げつけられたたばこを拾いキス、そっともらったケースに戻すウソクレイ

この数秒の動作だけでどれだけリチャードのことが好きなのかよくわかる…細かい とにかく従順すぎるレイなんだよなあ

 

 

・Keep your deal with me

土下座しながら日本語訳「俺のせいだよ…」と歌うリチャードをみて「ごめんね…ほんとに…ごめんね…」って顔であたふたするレイ…大好きなリチャードのそんな姿見たくなかったよな

語尾に全部「ごめんね」がつきそうなウソクレイ…支配したいというよりこうするしかない、という気持ちの方が強そう

 

キスしようと近づいてきたリチャードを抑えてキュッと背伸びをしておでこにキスするレイ

少女漫画…?

 

 

・Afraid

ノユンリチャード声が震えに震えてた 急に生に執着しはじめてそういえば人間だったなと思い出した

 

 

・Life plus 99 years

ウソクレイずっと涙を堪えてた ところどころ涙声になりかけて戻して…の繰り返し 

 

日本語訳
ノユンリチャ「死刑になったら!!!???(バカでか声)(怒)」
ウソクレイ「君と死ねるなら…それでも…いい…(セリフ曖昧)」の言い方があまりにも切なくて「それしかない」って感じがしてすごくよかった。死刑になってもいいというよりリチャードと死にたいという気持ちが強いレイ よく刑務所の中でリチャード殺されたとき後追いしなかったな 

 

 

・最後のシーン

リチャードが死んだことを思い出して涙声になりかけてて泣きそうになった

日本語訳「自由…?」の言い方さえも悲しそう 外を見つめてもそこにはリチャードはいないから、自由になってもそれは自由じゃないんだよね

 

最後の最後
ノユンリチャ「チャギヤ」

ウソクレイ「…っ」

 

この「…っ」の間にいろんな感情が読み取れてしまって最後の最後までリチャードに対する愛情の重さで観客を苦しめるのかと文字通り苦しくなった

 

 

 

ウソクレイはやむを得ずこうした、という感じが強くて他の男と出会っていれば幸せになれたはずなのにと強く思ったけど、ガチ恋なのできっとリチャードじゃないとダメだったんだろうな。リチャードだから非人道的なことでもなんでもしただけで中身はすごく誠実で真面目で良心の塊みたいな人なんだと思う 

だから「リチャードみたいな男からは離れなさい!!!」と何度も思ったけど、まあ無理なんだろうなと思えるラストだったから言い方はおかしいけどすごく安心した

ノユンリチャードはレイに優しくすればするほどサイコパスみを感じてしまって3人のリチャードの中でいちばん怖かったですね。ジュンモリチャードは割と(割との感覚がバグってる)終始まともだしヘジュンリチャードは最後のギリギリまで人間味がなくて怖いと思ってたけど、ノユンリチャードを観終えて思ったのがヘジュンリチャードはああいう冷酷な性格なんだなとわかるのに、ノユンリチャードは何考えてるかわからないから怖いんだなと思えました。あ、ここは冷静に諭すのかと思ったらキレるの?ここはこんなに優しくするの?みたいな。だいたい何となく予測がつくものだけどそれがつかなかったから、そういう予測ができないという点は人間らしいと言ってもいいのかもしれない。まあ人間としての何かは絶対足りていないですが…(まだ言う)

あとヒョンジンのレイはめちゃくちゃ愛情ねじ曲がってることがよくわかる公演でした。ウソクレイは、デスノートでいうミサミサみたいな愛情のぶつけ方な気がします。ストレートに「リチャード好きだよ!!!!!」って気持ちをぶつけようとして、その手段が殺人に加担することだったんだよね。切ない まああんまりヒョンジンの話を書いてもあれなのでヒョンジンレイの公演の時に考察はいろいろ書きます

 

 

初ペアだしスリルミー何度目かなのでいろんな部分が見えてめちゃくちゃ長くなってしまった

いつもつらつらと書いているだけなのに最後まで読んでくださりありがとうございます。アクセス数が励みですスリルミーを愛する皆さま全員愛してます これからも禁じられた森の中で楽しくもがき苦しみながら暮らしましょうね

 

Auf Wiedersehen!